若者が選んだ
安倍晋三のことば

feel him from the words

将来直面するであろう「危機」に臨んでは、右と左とを足して二で割るような結論が、こうした状況に真に適合したものとはならない。

2007/03/18

平成18年度 防衛大学校卒業式 より

選んだ理由

平時では様々なステークホルダーとの利害調整で物事が進むかもしれませんが、この言葉通り、危機や有事では必ずしも現状の延長や、総花的な考えでは成り立たないと思います。そして「将来直面するであろう『危機』」という言葉にも考えさせられました。

20代 男性

解説・補足

この訓示ではチャーチルの回顧録が引用されました。「慎重と自制を説く忠言が、いかに致命的危険の主因となり得るか、また、安全と平穏の生活を求めて採用された中道は、いかに災害の中心点へ結びつくかを、われわれは知るであろう」。チェンバレン内閣における宥和政策を始め第二次世界大戦に至る様々な事件を自らの体験に照らした上での表現です。この言葉を踏まえ、安倍元総理は「様々な情報を幅広く収集し、情報を的確に分析し、時に応じて自らの信じるところに従って的確な決断をすることが必要となるのです」と語りました。