若者が選んだ
安倍晋三のことば

feel him from the words

太平洋とインド洋は、今や自由の海、繁栄の海として、一つのダイナミックな結合をもたらしています。これを広々と開き、どこまでも透明な海として豊かに育てていく力と、責任が、私たち両国にはあるのです。

2007/08/22

インド国会演説 より

選んだ理由

特定のイデオロギーを力によって押し付けようとする「支配」ではなく、「自由で包括的な結びつき」によって仲間をつくっていこうとする姿勢は、まさに日本だからこそ構想できたものでした。日本を取り巻く安全保障環境が極めて厳しくなりつつある中、発想や発信力で国際社会における存在感を示そうとした安倍元総理の姿勢は、これからまさに世界で勝負せんと志す日本の若者たちに、重要な示唆を与えてくれたのではないかと思い、この言葉を選びました。

20代 男性

解説・補足

2007年、インドの国会で訴えた「二つの海の交わり」は、後に「自由で開かれたインド太平洋」(Free and Open Indo-Pacific, FOIP)として結実し、安倍外交を代表する外交ビジョンとなりました。日本で生まれたこの構想は、米国やアジア諸国、ひいてはヨーロッパ諸国にも広く受け入れられました。実際に米国では2018年5月に太平洋軍はインド・太平洋軍へ名称が変更されました。