新しい国へ 美しい国へ 完全版

著者:安倍晋三

出版社:文藝春秋

p8 初当選して以来、わたしは、つねに「闘う政治家」でありたいと願っている。それは闇雲に闘うことではない。「スピーク・フォー・ジャパン」という国民の声に耳を澄ますことなのである。
p30 わたしにとって保守というのは、イデオロギーではなく、日本および日本人について考える姿勢のことだと思うからだ。
P70 安全保障について考える、つまり日本を守るということは、とりもなおさず、その体制の基盤である自由と民主主義を守ることである。
P230 わたしたちの国日本は美しい自然に恵まれた、長い歴史と独自の文化をもつ国だ。そしてまだまだ大いなる可能性を秘めている。この可能性を引きだすことができるのは、わたしたちの勇気と英知と努力だと思う。
P232 未来は不変のものではなく、みんなの努力によって創り出されていくのだということはわかっていても、一歩前に出ることを躊躇う若者は多い。とすれば、彼らに勇気をあたえ、何をすべきかを示す責任があるのは、ほかならぬ政治家なのではないだろうか。

注: 安倍晋三氏が線を引いていた箇所から編集者が選定